こんにちは、ぴすけです。
千里山交番勤務の男性巡査(26歳)が包丁で襲われ、命に別状はなかったものの重傷を負い、実弾5発の入った拳銃が奪われてしまいました。
武器と状況次第で、簡単にパワーバランスが崩れてしまうから怖いですね。
どれだけ鍛えていてもやられちゃいますもんね。
17日には容疑者が強盗殺人未遂の容疑で逮捕されたということで、とりあえず住民の方々の不安は解消されたのではないでしょうか。
拳銃の奪われにくい「新型ホルスター」
過去にも拳銃が奪われる事件がたびたび起きていて、その都度警察官が犠牲となってきました。
そして事件が起こるたびに議論されているのが、拳銃が強奪されにくい新型の「拳銃ホルスター」の採用です。
実際に採用が決まり、少しずつ切り替わりつつあった新型ホルスターですが、今回拳銃が強奪された背景には、この拳銃が奪われにくい新型ホルスターがまだ行き渡っていなかったことも原因のひとつでした。
僕はこの新型ホルスターの採用に関して、専門家でもない立場にも関わらず偉そうに疑問に思うことがあります。
「…奪われる奪われないの話なのか?」
当然こんないとも簡単に人を殺してしまう道具を奪われるなんてあってはなりません。
もちろん警察官は拳銃を持っている以上、命に代えても奪われてはならないと考えているでしょう。
今回拳銃が強奪され、警察官が重傷を負ったわけですが、幸いにも命に別状はありませんでした。
これは考え方を変えると、ホルスターが旧型だったことで拳銃が外れたからこそ、容疑者の拳銃強奪という目的が達成されたために、重傷で済んだのではないですかね。
もし新型ホルスターを着用していたとしたらどうなっていたのだろう。
もし簡単に奪うことのできない状態であれば、警察官が重傷を負った状態だったとしても、拳銃が奪われるまでは命ある限り抵抗を続けたと思います。
ある程度のところで拳銃が外れたため重傷で済みましたが、もし拳銃が外れていなかったら巡査は殺害されていた可能性があったのではないでしょうか。
拳銃が外れにくくなることで、警察官が不利な状態に陥った場合に、これまで以上に命が危ぶまれる可能性が高くなると考えられませんか?
単純に拳銃が奪われにくくするということだけに争点を置いてしまうと、警察官の死を招く可能性が高まるのではないでしょうか。
…なんて考えたりもします。
交番に拳銃は必要なの?
そもそも他国に比べて治安の良いこの日本で、警察官が常に拳銃を持つ意味があるのでしょうか?
全ての警察官が常に拳銃を所持しているわけではありませんが、交番の警察官は所持しているんですね。
でも日常的に使わないのだから必要ないですよね?
…使われても困るけど。
そこで疑問なのは、なぜ使いもしない拳銃を所持しているのかということなのですが、警察官が拳銃を所持している1番の理由は「犯罪の抑止力」になるからです。
特に交番というのは、強盗や殺人などどんな事件にも初動対応するために拳銃を持っています。
犯罪者に対して、下手なことをすると銃で撃たれる可能性があると思わせることができるので、犯罪を未然に防ぐことができると考えられています。
その「抑止力」が上手く働いているおかげで、現在の治安の良い日本があるのかもしれません。
しかし、実際に発砲することはほとんどないですよね。
警察官の発砲に関して、警察官職務執行法7条で厳しく規制されていて、やはり警察官は簡単には拳銃を発砲できません。
今回のように警官の命を脅かしてまで拳銃を奪おうとする人間に対して、簡単には発砲できない拳銃を所持しているからといって、このような抑止力が上手く働いているのかは疑問です。
そして何より、拳銃が奪われやすかろうが奪われにくかろうが、結果奪われてしまったら元も子もないですよね。
本来拳銃に代わるものを考えるべきではないだろうか
ここで本題なのですが、犯罪の抑止力となる拳銃が、「別の何か」で代用できないものかと。
めちゃくちゃでとてもしょうもないことを言っているのかもしれませんが、議論するテーマの重さとしては同じようなものではないでしょうか。
殺傷能力は最弱だけど、確実に相手を制圧できるもの。
そんな夢のような道具を開発するとかしないのかなぁ…(´・ω・`)
コナン君の腕時計型麻酔銃なんて良いですよね。
相手を眠らせて制圧できます。
ただ不意を突かないと簡単に避けられてしまいそうですが…(^_^;)
現実味のない話になりましたが、拳銃が奪われる度に警察官が犠牲になり、住民の方々は不安に陥ります。
拳銃が奪われないようにするのではなく、拳銃に代わる別の何かを議論することも重要ではないのかなと思いました。
まあそれでも代わりになるものがあったらあったで、また違った弊害が生まれてしまうのかもしれませんが…。
人殺しの道具でしかない拳銃なんて、世の中になきゃいいのにね…。
ありがとうございました。