本日私は当社で扱っているメイン商品ではなく、それらの関連商品を取り扱う関連部署の戦略会議に出席しました。
現在事務系の仕事をしている私が何故わざわざ本社へ出向いて、そんな大層な会議に出席することになったのかというと、私が過去13年間営業マンをしていたこと。
今の仕事内容が事務系とはいえ、営業フォローを行う部署であること。
そして、同じ事務所にいる関連商品を扱う部署の担当者が、「仕事量が多いので助っ人が欲しい」と言い出したこと。
それが本部のお偉いさんの耳に入ったことで、このような事態となりました。
関連部署の人数は約15人程度いましたが、その中で私が知っているのは同じ事務所のその人だけで、他は初対面でした。
当然私の事を見て、「誰こいつ?」と冷ややかな空気が感が漂う中、私は席に座り大人しく話を聞いていました。
戦略会議の内容はこんな感じでした。
- 個人別と部署全体の先月の実績(売上額)
- 個人別と部署全体の先月の商品別実績(売上数)
- 個人別と部署全体の先月の利益率、利益額
- 上記の対前年の比較
- マーケットの分析 (何処で何が販売しやすいか、または逆も)
- 今後の対策
当時営業経験がある私の感想は、議題としては同じようなもんだなって感じ。
何が戦略会議なのか。
毎回会議に出席して思うのは、単純に数字を羅列して現状を報告。出来の悪い部署、または担当者が集中砲火を喰らうだけの為に開かれるイベントだということ
営業マンのほとんどが、自分よりも売り上げが悪い人がいることに安心している。
前回もお話しましたが、本部の人間もただ吊し上げるだけで、問題点や改善策等を提案することもない。
本当にくだらない。
今回のこの戦略会議もまた同じだった。
ただ今回の会議で驚いたのは、今後の対策としてメイン商品を取り扱う営業マンに、関連商品を販売してもらうことで売り上げアップを狙うというもの。
会社全体で考えるのであれば、今後の戦略としては成り立つのかもしれません。
しかしそれらの営業マンからしてみれば、自分の数字にもならない商品を拡販しなければならないという強制的な戦略なんて、全く関係ない話なので不満にしかならないと思います。
それを平気で言い出すこの部署の責任者。
そんだけ自分勝手なのか。
責任者がこれじゃお先真っ暗ではないか。
会議の最後に意見を求められたが、正直何も言うことがない。
いや、正確には言いたいことはたくさんありますが、言ったところで何も知らないお前が言うなってことになるでしょう。
そもそも売上アップの対策としても、別部署の営業マンにそれをお願いする以上、こちらも別部署の営業マンのメリットになることをすべきだと思うのです。
商品の販売まではいかないにしても、客先の情報を持ち帰り、今後の提案材料となれば喜ぶでしょう。
単純にお互い様なのである。
また、核心をついたところで責任者らは良く思わないだろうし、周りも気を使ってしまうかもしれない。
結局私は喉まで出てきた本音は飲みこんで、無難な感想を述べて終わりました。
何の成果もない、ただただ無駄な時間を過ごしてしまった現実がとても悲しい。
こりゃもう脱社畜なのか、と思うばかりです。