私は会社で評価されて地位を確立していくために必要なものは、ほぼほぼ運だけあれば何とかなるのではと思っています。
逆に言うと、運がなければどれだけ頑張ったところで認めてもらえないというのが持論になってしまった話であります。
これは私のような10年以上社員として働いてはいるが、まだ下っ端としてボヤボヤしている人間の負け惜しみなのだろうと思うでしょう。
そんな事は百も承知の上で書いています💨
私は現在、とても深い理由があり事務系の仕事をしているのですが、3年程前まで新卒入社で約13年間営業マンとして働いてきました。
部署としては法人の客先の攻略で、競合が多く価格が安い中毎日の様に1人で計画数字に追われ、毎月の計画達成に拘って取り組んできました。
私の部署は本社が主体となり、あとは私の様に地方に拠点が少しあるだけです。
営業所内では1人部署という事もあり、実績があろうがなかろうが、常に忙しく走り回っていました。
何故なら本社や関連会社からの依頼で、「そちらの地区で現場があるから担当して欲しい」なんて依頼も多かったため、自力仕事を行いながら対応していました。
…というよりは、対応せざるをえませんでした。
極端な話私が対応しなかった場合、たった30分の打ち合わせのために半日かけて現場へ行き、帰るとそれだけで1日が終わってしまうためとても非効率です。
組織として効率良く仕事をすることは当たり前だし、こういった個人個人の動きが機能することが大事だと思います。
実際に社内では、「あいつに任せておけば問題なく引渡しできるから安心」と思われていた様なので、自分の能力を信用されている事は嬉しく思います。
少しだけではありますが、売上も頂けるので仕方がないと思います。
毎年年間計画が上昇していく中で頼まれ仕事がとても多くなり、どうしても自力の仕事が少なくなってしまいがちでしたが、当然ながら多少は自力の成約もあったし、月々の売上にはムラがあるにせよ営業マン人生最後の5~6年間は常に年間計画100%を達成していました。
今まで真面目にやってきたつもりだし、自信にもなっていました。
しかし、営業本部の見解はこうです。
- 計画達成していても自力が少ない
↓
他人任せで楽をしている
- 計画達成していても利益率が少ない
↓
会社を維持していく為には利益が必要
- 成約先に新規が少ない
↓
新規攻略をしていない 等々。
全くの意味不明。
もう一度言いますが、こっちは遠方の1人部署。
自力が少ない事に関しては先程お話しした通り。
悪い言い方をするならば、別の営業マンの効率アップのためにこちらが犠牲になっている状況。
効率を考えてこっちのエリアの物件は簡単にお願いしてくるけど、自力が少ないって言うのなら、その依頼断っちゃって良いですか?
こっちへの依頼自体はあなた方の指示でもあるでしょうが!
断ったら本社から数日間長時間かけてこっちまで来ますか?
非効率だからこっちに依頼してんじゃないの?
これ、わが社の仕事として動いているの理解されていますか?
ひと昔前のあなた方みたく、今は全然サボる時間ないですよー。
利益についても同じように他力が多いから。
当然安売りなんてしたくはないし出来ないので、受注するために競合状況を確認し、本部に相談して価格設定して見積を出しているのに、受注したら「利益が少ない」、失注したら「どうなってるんだ」と、そんなの知らんしって感じ。
確かにボランティアではないので、会社が存続するため、きちんとお給料を頂くために利益が必要なのは当然。
しかし会社というのは各部署にそれぞれ役割があって、その役割を疎かにしてきた覚えは全くありません。
むしろ、組織の一員として機能してきたと思っています。
自力仕事でも法人が相手のため、とにかく競合が多い中、余程優れたプレゼンを行うことで購買意欲を高めるか、凄まじく仲良くなるか位しか利益アップ方法は思いつかない。
それでも本部から「こういう風にやってみてはどうだ?」等の助言は一切ない。
法人はほとんどの場合が社長と直接面談できる機会が少なく、相手の購買窓口の人間と面談する事になります。
そしてその窓口の担当者のほとんどがいかに価格を下げるかを仕事にしています。
ましてや見積書を提出しても結果の連絡すらしない失礼っぷり。
こんな人間を相手に仕事するよりは、きっちり社長にアポを取り、こちらも役職者と同行して対企業としてお付き合いをさせて頂きたいという姿勢を見せ、商品や会社自体をアピールすることが出来れば、価格だけの勝負は必ず減るはずだと思います。
※全てとはいいませんが…
これは新規の客先が少ない部分にも繋がるのですが、営業所が遠方のため本部に同行を求めても、基本的に同行することがなく決まって「遠いから時間が取れない」や「急な予定が入った」等とこちらの予定を平気ではぐらかすのです。
あなた方の判断、行動がかなりの割合で受注、失注に関与しているにも関わらず、その事を自覚していない。
いくらキッカケを作ってきたところで、それを生かすも殺すもあなた達次第でしょうが。
そんな状況で私の評価をされちゃたまらない。
挙げ句に果てには客先の現状の問題点や実際に他社に任せている理由を持ち帰り本部に相談しても、ちょっとした無理難題に関しては「ウチでは対応出来ない」と平気で言います。
そもそも部下に対しては「出来ない」をとことん嫌い、真っ当な言い訳すら聞く耳を持たないくせに、自分達は平気で「出来ない」と言ってしまうクズっぷり。
一部を除いた社員の目が、まさに死んだ魚の目のように生気が感じられなくなっている状況を、何の疑いもなく納得せざるをえないのが悲しいのです。
変わって本社勤務の社員はというと、仕事の実績意外に上司への接し方や付き合いなどで評価が大きく変わります。
長年会社にいると、実績で見れば明らかにこちらの方がやっていても、上司の傍にいて従順な後輩社員が数年で自分の立場を越えていく。
こんな理不尽は正直腹立たしいですが、しょうがないと自分に言い聞かすしかありません。
結論として入社した時に配属された部署、上司、担当するエリア、客先、等様々な環境を形成する「大きな運」と仕事への取り組み方等の「僅かな努力」が、社内での評価に大きく繋がっているという理不尽な真実が、世界中のほとんどの会社の中で当たり前の様に根をはりめぐらし、作用しているという事。
営業は結果が全てだ、これは間違いない。
営業という職種の人全てが背負うたった1つの真実ではないでしょうか。
しかし、自分はこれといって目立った事はしていないですが仕事は真面目にやってきた。(つもりである)
にも関わらず配属先次第で評価に不公平が出るのがとても悔しい。
そういった思いをしている人は世の中にいっぱいいるんだろうと思うと、仕事なんてのは二の次、本当の意味で家庭やプライベートを大事に生きていきたいと思うのです。
そしてこうも思うのです。
何でこんな歪んだ考え方をしてしまうようになったのか、と。
こんな自分は社会不適合者、企業では働けないと感じつつも、ホンの少しの使命感を奮い起た立たせ、日々葛藤しているのであります。